災害やアクシデントに強いことはデータの長期保存に必要な要件です。光ディスクがいかに災害に強いかをご紹介します。
倉庫の中で静かに保存しておくだけの保存性能では「真に保存性が良い」とは言えません。
自然災害や人的アクシデントを意識した保存媒体を選定すべきではないでしょうか?
今回は、追記型Blu-ray Disc(以下、BD-R)の「耐久性試験」の結果を中心にお話しをさせて頂きます。
三菱化学メディアが実施した、BD-Rの「自然災害を想定した耐水性テスト」の結果をご紹介します。このテスト結果は以前「光ディスクは災害に強い保存媒体です」というコラムの裏づけデータとも言えます。
耐水性テストの結果は、「雨漏り」「お茶がかかる」など、人的アクシデントにも強いと言うことに他なりません。
ディスクメーカでは(三菱化学メディア)以下のような各種の信頼性試験を実施し、保存性能に問題がない品質であることを確認しています。
⑤ 記録面欠陥全数テスト
前回のコラムに、長期保存用光ディスクは、全生産ロットで寿命試験を行っていると書きましたが、長期保存用BD-Rは記録面に発生する欠陥についても、国内生産工場で全数検査しております。
私たちが「設計保証し、少しでも安くお客様に提供させて」と嘆願した際、「設計では保証できない、保存性能に影響する可能性のある欠陥を含む長期保存用BD-Rは、水島事業所から外には絶対に出さない」と一喝されました。
そんな三菱化学メディアの責任感と心意気が大好きで、皆さんに三菱化学メディアの長期保存用BD-Rをご紹介しています。
近いうちに、今度は長期保存用BDドライブの生産元であるパイオニア社のこだわりに関して書かせてもらいます。